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電気工事士資格の難易度と種類の違い!合格率や最新の試験方法まで解説

電気工事士は、一般住宅から店舗、オフィスビル、大型工場に至るまで、幅広い現場で「電気を安全に使える状態にする」ための施工に関わる国家資格です。未経験からでも受験でき、一生ものの手に職をつけられる専門職として高い人気を誇る一方で、「第一種と第二種で何が違うのか」「試験の難易度はどのくらいか」「独学で本当に合格できるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、電気工事業界で「電工(でんこう)」と呼ばれる電気工事士の仕事内容をはじめ、一種と二種の違い、試験範囲や合格率、独学・通信講座別の効率的な勉強法、受験手続きから費用、合格後の免状申請の流れまでを一通り解説します。ご自身に合った資格取得ルートと、取得後のキャリア像をしっかり掴んでください。

 

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電気工事士資格ガイド|種類・難易度・取り方・仕事への活かし方を解説

電気工事士は、電気工事のうち法律上「有資格者が従事すべき」と定められている範囲を担当する国家資格です。電気は生活や産業に欠かせないエネルギーですが、一歩扱いを誤れば感電や火災など重大な事故を引き起こす危険があります。そのため、専門的な知識と技能が一定水準に達していることを国家試験で確認し、合格者のみに施工が認められます。

種類は「第二種電気工事士」と「第一種電気工事士」の2つが中心です。一般的には二種が入門的な位置づけ、一種が上位資格となり、扱える電気工作物の規模や受電電圧の大きさが広がります。

試験は「学科試験(旧:筆記試験)」と「技能試験」の2段階で実施されます。学科試験は過去問を中心とした暗記と基礎理解、技能試験は事前に公表される候補問題を反復して練習し、作業手順と欠陥防止の型を身につける対策が基本となります。独学での合格も十分に狙えますが、技能練習に必要な工具や材料などの環境を用意できるかが成否を分けるポイントです。

資格を取得すると、求人の必須条件や歓迎条件を満たしやすくなり、転職や就職での選択肢が大きく増えます。現場での信用にも直結するため、未経験から専門職に入りたい人にとって、学習コストに対して得られるメリットが非常に大きい資格です。

電気工事士とは|仕事内容と活かせる場面

電気工事士の主な役割は、配線施工や機器接続などを通じて建物内で電気を安全に届けることです。具体的な作業内容と活躍できる場面を確認しましょう。

電気工事士の主な仕事内容

代表的な業務は、屋内配線工事、コンセントやスイッチの設置、照明器具の取り付け、分電盤まわりの結線作業、アース工事、故障した機器の交換や改修工事、配線図に基づく正確な施工などです。

電気工事は単に「つなぐ」だけの作業に見えますが、締め付け不足や被覆の傷といった小さな不備が発熱や漏電の原因になります。そのため法令で有資格者の従事範囲が厳格に定められており、安全を守るために無資格でできない作業が存在します。現場では材料や工具の適切な管理と丁寧な作業が求められ、ミスの芽を事前に潰せる技術者ほど高い評価を受けます。

電気工事士が活躍する業界と職場環境

活躍の場は、一般住宅の新築・リフォーム工事、店舗やオフィスの内装工事、工場やビルの電気設備の施工・保守、太陽光発電などの再生可能エネルギー関連まで多岐にわたります。電気工事会社や設備会社での施工業務、工場常駐での設備保全、ビル管理(ビルメン)での点検業務など働き方も様々です。

第一種と第二種電気工事士の違い

第一種と第二種の主な違いは、「扱える電気工作物の範囲」と「免状交付における実務経験の有無」にあります。

第二種電気工事士でできる工事内容

第二種は、主に一般住宅や小規模な店舗・事業所など、600V以下の低圧で受電する設備の工事に従事できます。対象となる現場が非常に多く実務経験を積みやすいため、入門資格としての需要が極めて高くなっています。

第一種電気工事士でできる工事内容

第一種は、第二種の範囲に加えて、自家用電気工作物のうち最大電力500kW未満の需要設備に関する電気工事に従事できます。小規模ビルや工場の受変電設備(キュービクル)の更新や動力設備の配線など、より大規模な工事に対応可能です。

第一種と第二種の将来性とキャリアの違い

第二種は「未経験から現場に出られる最低ライン」として転職市場で高く評価されます。一方、第一種は「任せられる範囲が広い人材」として手当や待遇面で優遇されやすく、将来的に現場代理人や品質管理・安全管理の責任ある役職へキャリアアップしやすくなります。

どちらから取得するのが良いかの目安

未経験者は、学習しやすく現場ですぐ活かせる第二種からスタートするのが一般的です。すでに工場で設備保全に携わっている方や現場経験がある方は、第一種を視野に入れるのもおすすめです。ただし、第一種は試験合格後に免状を受けるための実務経験が必要となる点に注意しましょう。

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電気工事士の資格を取るメリット

電気工事士の資格を取得すると、就職・転職・収入面で数多くのメリットが得られます。

  1. 収入アップや手当のメリット: 多くの企業で資格手当の対象となり、毎月の給与に上乗せされます。また対応できる作業が増えることで社内評価が上がり、年収アップにつながります。
  2. 転職や就職で有利になるメリット: 求人での必須・歓迎条件が多く、未経験者であっても「電気に関する基礎知識と安全意識を持っている証明」になります。
  3. 将来的な独立やフリーランスにつながるメリット: 現場に有資格者として入れることが信頼となり、技術や人脈を積めば将来的な独立開業も目指せます。
  4. 未経験・文系からでも専門職を目指せるメリット: 受験資格がなく誰でも挑戦できます。計算問題も出題パターンが決まっているため、文系の方でも十分合格可能です。

電気工事士試験の概要と試験範囲

試験の全体像と出題傾向を押さえて効率よく対策を進めましょう。

学科試験の出題範囲と出題形式

学科試験では電気理論、配線図、施工方法、材料・工具、電気機器、法令など幅広い知識が出題されます。パソコン画面で解答する「CBT方式」が導入されており、従来の筆記方式(マークシート方式)と合わせて受験日や会場を選択しやすくなりました。(※ただし、第一種の上期学科試験は「CBT方式のみ」の実施となります。また、令和9年度以降は原則としてCBT方式へ完全移行する予定です)。出題内容は同じため過去問ベースの対策が非常に有効です。

技能試験の内容と作業手順のポイント

学科試験通過後の技能試験では、事前公表される13問の候補問題から1問が出題されます。制限時間内に施工条件に従って完成させ、欠陥(不備)のない状態に仕上げます。被覆むき、圧着、結線などの手順を固定して反復練習することが成功の鍵です。

第二種から第一種へのステップアップの流れ

第二種で基礎を身につけてから第一種に進むと、知識や技能の型が共通しているため学習の重複が少なく、スムーズにステップアップできます。

電気工事士試験の難易度と合格率

電気工事士は国家資格の中では比較的挑戦しやすい部類ですが、欠陥防止など丁寧な対策が求められます。

電気工事士試験の合格率

  • 第二種電気工事士試験: 学科試験が約60%、技能試験が約70%の合格率で推移しています。
  • 第一種電気工事士試験: 学科試験が約50%、技能試験が約60%の合格率となっています。

必要な勉強時間の目安とレベル感

  • 第二種: 未経験者は学科50〜100時間、技能20〜50時間(合計70〜150時間程度)が目安です。
  • 第一種: 学科80〜150時間、技能30〜60時間程度を見込みます。

数学・理科が苦手な人でも合格を目指せる理由

計算問題は全体の一部であり、暗記分野(配線図記号、法令、材料・工具)で確実に得点できれば合格ラインの60点以上に十分到達できます。

資格を取るための勉強方法

自分に合った勉強法を選んで着実に学習を進めましょう。

独学で合格を目指す場合の勉強方法

費用を抑えたい人向けの勉強法です。学科はテキストを一読後、過去問題を繰り返し解いて解法パターンを徹底的に覚えます。技能は工具セットと練習用材料を購入し、公表候補問題を実際に作り、欠陥チェックリストと照らし合わせてセルフチェックを行います。

通信講座やスクールを利用する場合の勉強方法

プロの講座を受講すると、効率的なカリキュラムや技能試験の課題添削を受けられます。独学で迷いがちな技能対策も、専門家に欠陥の有無を確認してもらえるため、短期間で安心して試験合格を目指せます

社会人・主婦・学生それぞれの勉強スケジュール例

  • 社会人: 平日は通勤や就寝前の隙間時間に学科の過去問を回し、週末に技能練習をまとめて行います。
  • 主婦: 家事や育児の合間に短時間学習を進め、まとまった時間に作業スペースを確保して技能練習を行います。
  • 学生: まとまった時間を活かして短期集中で学科を仕上げ、候補問題の反復回数を確保して技能の完成度を高めます。

資格を取るのに条件は必要?

受験資格と免状交付の条件の違いを正しく理解しておきましょう。

第二種電気工事士の受験資格の有無

第二種には受験資格がなく、年齢や学歴、職歴を問わず誰でも受験可能です。

第一種電気工事士の受験資格と実務経験

第一種も受験自体は誰でも可能ですが、試験合格後に免状交付を受けるには実務経験が必要です。

免状交付に必要な条件と注意点

令和3年(2021年)4月の法改正により、第一種の免状交付に必要な実務経験は学歴に関わらず一律で「3年以上」に短縮されました(以前は原則5年でした)。試験合格後に勤務先から実務経験証明書を発行してもらい、都道府県の窓口へ免状申請を行います。

受験するための情報

申込みから免状交付までの実務的な流れを確認します。

試験日程と申込期間の確認方法

試験は「電気技術者試験センター」が主催しており、第二種・第一種ともに年に2回(上期・下期)実施されます(※第一種は令和6年度より年1回から年2回へと受験機会が拡大されました)。2026年(令和8年)以降の最新日程や最新情報は公式サイトで必ず確認しましょう。

【第一種】電気技術者試験センター公式サイト
https://www.shiken.or.jp/construction/first/

【第二種】電気技術者試験センター公式サイト
https://www.shiken.or.jp/construction/second/

インターネット申込と書面申込の流れ

申し込みはインターネットまたは郵便(書面)で行えます。インターネット申込が便利で、受験手数料の支払いや受験情報の管理もスムーズに行えます。

受験手数料や技能試験用工具などにかかる費用

受験手数料のほか、テキスト代、技能試験用の指定工具一式、練習用材料セットが必要です。独学の場合、トータルで3万〜5万円程度の費用を見込んでおくと安心です。

合格後の免状申請の流れと必要書類

試験合格後、合格通知書、申請書、写真、住民票、手数料、実務経験証明書(第一種の場合)などを揃えて都道府県へ申請し、免状の交付を受けます。

電気工事士の関連資格

関連資格を組み合わせることでキャリアの幅と市場価値がさらに広がります。

電気主任技術者など上位・関連資格へのステップアップ例

  • 電気主任技術者(電験): 電気設備の保安監督を行う上位資格で、ビルメンや保全業務で強く評価されます。
  • 電気工事施工管理技士: 現場での施工計画、工程管理、品質管理、安全管理を行う施工管理者のための資格です。

消防設備士・工事担任者などの相性が良い資格

  • 消防設備士: 自動火災報知設備などの消防設備を扱う資格で、電気工事との相性が抜群です。
  • 工事担任者: 通信回線やLANの施工を行える資格で、電気と通信の両方に対応できるようになります。

認定電気工事従事者・特種電気工事資格者

  • 認定電気工事従事者: 第二種取得者などが講習を受けることで、簡易な自家用電気工作物の低圧工事が可能になります。
  • 特種電気工事資格者: ネオン工事や非常用予備発電装置工事を行うための専門資格です。

電気工事士として働くには資格が必要

現場での役割と資格の重要性をしっかり押さえましょう。

資格が必要となる工事と不要な作業の違い

配線接続やコンセント設置など安全に直結する施工は資格が必須です。一方で、資材の搬入や清掃、準備、現場での補助作業は無資格でも対応できます。

資格取得後に就ける主な職種と年収目安

現場施工、ビルメンテナンス、工場設備保全、再エネ設備のメンテナンスなど職種は多岐にわたります。年収目安は300万〜500万円程度で、経験や上位資格によりさらなる高収入も十分狙えます。

未経験からの転職パターンとキャリアパス例

事前に第二種を取得してから応募するか、資格取得支援のある企業に入社して学びながら取得するパターンがあります。経験を積んで第一種や管理職を目指すのが一般的なキャリアパスです。

まとめ

電気工事士は、生活や産業を支える重要で将来性のある国家資格です。未経験の方はまず「第二種電気工事士」から挑戦するのが確実なルートです。学科(CBT・筆記)と技能の対策を計画的に進め、資格取得で理想のキャリアを手に入れましょう!

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