全国どこにでもあり、多くの人が1度は使ったことがあるであろう自動販売機。
その自動販売機に商品を補充する「自販機補充員」という仕事をご存知でしょうか。
他人を気にせずマイペースに働けるだけでなく、実は頑張り次第で高収入も得られるおすすめの仕事なのです。
今回はそんな自販機補充員について、仕事内容や必要な資格、稼ぐコツなど気になる情報を紹介します。
自販機補充員はどんな仕事?
自販機補充員は、その名の通り自動販売機で売られている商品の補充を行う仕事です。
入社すると担当するエリアが決められ、その範囲内にある自動販売機の補充を1日あたり20~30台ほど順番に行っていきます。
これだけ聞くと簡単そうですが、商品のラインナップや補充数などを自分で判断することも多く、やり方次第で売り上げが大きく増減する場合もあります。
季節や流行などによっても売れる商品が変わるため、売り上げを伸ばすにはさまざまな工夫や情報収集が欠かせません。
自分の頑張り次第で売り上げを伸ばすこともできるので、やりがいも大きいでしょう。
このほか、売上管理や捨てられた空き缶の清掃、自動販売機を設置させてもらうための交渉や営業など、自動販売機に関わるさまざまな業務も担当します。
特に掃除は大切で、ゴミ箱周辺に空き缶やペットボトルがあふれかえっていると不衛生な印象を与えて売り上げが落ちたり、クレームの原因になったりするため念入りに行わなければなりません。
また、補充する大量の商品をトラックや台車などで運ぶため、積み下ろしの際には体力も必要です。
飲料は特に重量があり、力に自信がないと厳しいかもしれません。
担当するエリアや自動販売機の数にもよりますが、補充作業には1台あたり20~30分ほどかかるため、効率も考えながらスピーディーに行動することが求められます。
なお、自動販売機は住宅街や学校、商業施設などさまざまな場所にあります。
広いエリアを移動することもあり、中には細い道や交通量の多い場所、子どもが多く危険な道などもあるので、運転が苦手ではなく、ある程度の技術もあったほうが良いでしょう。
自販機の設置台数・種類は?
日本にはいたるところに自動販売機が設置されており、自販機補充員は人手不足気味で数多くの求人が出ています。
一般社団法人「日本自動販売システム機械工業会」のデータによると、国内に設置されている自動販売機の数は2019年12月末時点で約285万台。
国土面積や人口を考えると、日本は世界で一番自動販売機が多い国とされています。
そのうち飲料の自動販売機は約238万台で、ほかにカップ麺やアイスクリームなど食品の自動販売機が約7万台、タバコの自動販売機は約13万台あります。
日用品や雑貨を扱う自動販売機も約21万台あり、その商品内容は実にバラエティ豊かです。
このデータからわかるように、日本ではほとんどの自動販売機が飲料を扱っています。
飲料以外の自動販売機は道路上にはあまりなく、施設の内部に設置されていることが多いです。
このため、自販機補充員として働く場合も、主に飲料を担当することが多いでしょう。
自販機補充員に必要な資格
自販機補充員として働く場合、ほぼ必須となるのが「中型自動車第一種運転免許」です。
商品を大量に運ぶにはトラックで移動する必要があり、多くのケースで3トントラックが利用されています。
3トントラックの運転手には法律で中型自動車第一種運転免許の取得が義務付けられているため、自販機補充員にもこの免許が必要とされるのです。
逆にいえば、この免許さえ持っていれば、ほかに特別な資格や免許がなくても仕事を始めることができます。
中型自動車第一種運転免許は、20歳以上かつ普通自動車運転免許を取得してから2年以上経っている人であれば、試験を受けて取得できるので、できれば事前に取得しておきましょう。
会社によっては、入社後に免許を取得させてくれるところもあります。
会社が免許の取得費用を負担してくれるケースもあるので、「取得する費用がない」「急いで働き始めたい」という場合はそういった会社を探すと良いでしょう。
自販機補充員の1日の流れ
自販機補充員の仕事は会社や担当エリア・台数などによっても変わりますが、一般的な1日の流れを見てみましょう。
まず、7:30頃に出社すると制服に着替え、補充に行く自動販売機の情報を確認した上でトラックに商品を積み込みます。
このとき、次に積み込む商品を考えてリストアップし、伝票を作成して倉庫担当者に渡しておきます。
8:30頃には会社を出発し、担当する自動販売機に到着したら専用端末を用いて自動販売機から売上などに関する伝票を作成します。
その後、売上金の回収やゴミ箱の清掃を行い、伝票を確認して売れた数だけ同じ商品を補充すれば1台目の作業が完了です。
1台あたりにかける時間は30分前後を目安とし、これを1日に20~30台ほど繰り返します。
12:00~13:00頃まで昼休憩をとった後も午前と同じように補充や清掃を行い、その日の訪問予定をすべてこなしたら17:00頃に会社へ戻ります。
帰社後は売上の清算作業を済ませ、金額に間違いがないか慎重に確認しなければなりません。
万が一、伝票と回収した現金に誤差があるとトラブルになるので、お金の取り扱いは厳重に行いましょう。
その後、倉庫担当者に朝渡したリストの商品が準備されているため、それをトラックに積み込みます。
足りない商品がないかなど最後にチェックし、問題なければ明日の訪問予定を確認して18:00頃に業務が終了します。
頑張り次第で高収入も!自販機補充員の収入
会社や担当するエリア・台数などにもよりますが、自販機補充員の月収は20~30万円ほどが一般的です。
大きな会社ほど給与水準が高い傾向にあり、最初から月収30万円で求人を出しているところもあります。
年収では300~400万円ほどですが、正社員など雇用形態によってはボーナスの支給があり、それ以上の収入を得ることも可能です。
パートやアルバイトなど、固定給以外の場合は時給1200円前後のところが多いです。
また、担当する自動販売機の数が多ければ、その分時間がかかるため残業代が増えたり、売り上げが伸びればインセンティブが支払われたりすることもあり、頑張り次第で高収入を実現できる可能性もあります。
自販機補充員が稼ぐコツ
自販機補充員の仕事は、それぞれに担当するエリアが決められています。
エリアによって設置されている自動販売機の数が変わり、設置台数が多いと勤務時間内に作業が終わらないことも珍しくありません。
この場合は残業代が支払われるため、設置台数が多いエリアを担当しているほど稼げる可能性が高まります。
ただし、固定給の場合は残業代が「みなし残業手当」として最初から給与に含まれているケースが多いため注意しましょう。
この場合は残業をしてもしなくても給与が変わらず、あまり稼げないと感じるかもしれません。
みなし残業手当以上の残業をすれば追加で残業代が支払われることが多いため、稼ぎたいならたっぷりと働く必要があります。
このほか、インセンティブで稼ぐという方法もあります。
会社によっては、担当する自動販売機の売り上げが伸びるとプラスで手当てを受け取れるケースも珍しくありません。
エリアの特徴や季節、人気に合わせて補充を工夫することで売り上げアップを実現できれば、収入を増やせる可能性は十分にあります。
手厚いインセンティブを用意している会社を探すなど、求人の際は給与の詳細をチェックしてみましょう。
補充方法を工夫して高収入を目指そう!
自販機補充員の仕事は、ただ単に売れた商品を補充するだけではありません。
商品のラインナップを工夫して売上アップを狙うなど、会社に貢献するだけでなく自身の収入を上げることも可能なので、やりがいは大きいです。
自動販売機の数が多い日本では自販機補充員の求人も数多く出されているので、給与や待遇などを慎重にチェックして自分に合う会社を見つけましょう。
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