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タクシー業界でドライバーが人手不足だといわれる原因と各社の取り組みについて
- 投稿日:2017/06/30
- 更新日:2021/09/07
目次
タクシー業界は慢性的な人手不足だといわれています。タクシードライバーの仕事というと「給料は歩合制で夜勤もある」というイメージを持つ人が多いかもしれません。
しかし、本当にそれだけが理由なのでしょうか?また、タクシー会社はドライバーがお客を乗せたことによる運賃収入がその売り上げのほとんどを占めるため、ドライバーが不足するということは経営にとって大きな打撃です。
そのため、近年ではタクシー会社がドライバー不足を軽減するためにさまざまな取組を行っています。そこで、タクシードライバー不足の原因とタクシー会社側が行うさまざまな取組について調査してみました。
ドライバーの高齢化や外国人観光客の増加によって、ドライバー不足に
タクシードライバー不足の原因としてまず挙げられるのは「ドライバーの高齢化」です。高度経済成長期及びバブル期を支えてきた人材が定年を迎える年齢になってきている一方で、それを補うほどの人員が確保できていないことが原因となっています。
また、外国人観光客の増加も人手不足の原因といえます。日本政府観光局が公表している「訪日外客数(年表)」によると訪日外国人旅行者数は2011年以降の約622万人から毎年増加しており、2016年時点では約2,400万人と約3.8倍です。これらの観光客すべてがタクシーを利用するわけではありませんが、利用者数を増加させる効果はあります。
また、2020年に東京オリンピックが開催される首都圏では今後も外国人観光客の増加が見込まれており、慢性的にドライバー不足に陥っている会社もあるのです。
(日本政府観光局「訪日外客数(年表)」参照URL:http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/)
タクシードライバーに新規就職者が集まりにくい理由
では、なぜタクシードライバーに思ったほど新規就職者が思ったほど集まらないのでしょうか。それは、タクシー業界ならではのイメージが影響しています。
タクシードライバーの給料は歩合制が占める割合が他の一般的な職種と比べても大きいため、未経験者が「安定して給料を稼げるかどうか」という点で不安を抱きがちです。また、深夜勤務がありますので勤務時間が不規則になってしまうといった面で平日の昼間勤務である一般企業と比べると少し特殊といえます。
このようにタクシー業界にマイナスイメージを持っている人がいるために、思ったよりも新規就職者が集まっていません。しかし、タクシードライバーの需要と供給のバランスは、供給よりも需要の方が強い状態です。そのため、これらのマイナスイメージを払拭することができるように各会社によってさまざまな取組がされています。
会社によっては祝い金がでたり、2種免許取得費用を負担してくれる!?
タクシー業界では、その深刻な人手不足によってできるだけ多くの人員を確保しようとして就職希望者に対するさまざまな手当を行っています。
例えば、新規就職者に対して、雇用が決定したら就職の祝い金や支度金を出す会社もあります。また、タクシー運転手になるためには普通自動車免許ではなくて、ワンランク上の2種免許の取得が必要になりますが、その費用を負担してくれる会社もあるのです。2種免許を取得しようとすると、一般的な教習所では20~30万円程度の費用が必要となります。
通常、資格というのは履歴書へ書くために必要となるものなので、事前に取得することが多いですが、タクシー業界では人手不足が深刻化しているため、面接時では取得していなくても問題ないことが多い傾向です。この事例からでもどれぐらい人手不足に陥っているかということがわかるのではないでしょうか。
タクシー業界では「未経験者」や「女性」も大歓迎!
タクシー業界の人手不足を解消するための取り組みは他にもあります。タクシードライバーは基本的に自動車を安全に、かつ確実に目的地に運転できる能力があれば問題ありません。
そのため、多少のコミュニケーション能力は求められますが「未経験者歓迎」のタクシー会社も多いです。未経験者の人が不安に思うことに「道を詳しく知らない」とか、「お客さんをどうやって拾ったらいいか分からない」ということがあります。
しかし、そのような場合でも1から研修をして教えてくれますので、そういった心配をする必要はありません。また、タクシー業界では「昼間勤務限定」でも採用可能とする会社も多くなりました。
昼間勤務限定でも採用可能とすることで、女性が働きやすい環境を整えることができます。その結果、女性ドライバーも徐々に増えつつあり、実際に子育てをしながら仕事もこなすパート勤務をしている人もいるぐらいです。
このようにタクシー業界では人手不足により、結果的にドライバーの処遇改善が行われています。少なくとも東京オリンピックが開催される2020年ごろまではこの傾向が続くと考えられるので、よりよい条件のタクシー会社を探してみてはいかがでしょうか。
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