ドライバーの仕事はいろいろと種類がありますが、海上コンテナのドライバーはそのなかでも少し特殊です。日本は貿易に力を入れている国ですので、海上コンテナドライバーの担う仕事はとても重要と言えるでしょう。
誰にでもすぐになれるという仕事ではなく、必要な資格や運転技術が求められる仕事となっています。
この記事では、海上コンテナドライバーの仕事内容、必要な資格、求人情報などについて詳しく解説を行っていきます。
運転技術は必須?海上コンテナドライバーの仕事内容とは
海上コンテナドライバーの主な仕事内容は、輸出品や輸入品を積み込んだ海上コンテナを運ぶことです。
海上コンテナを国内輸送で使う場合もありますが、海外との輸出入による用途がメインと言えるでしょう。
海上コンテナはサイズが大きく、普通の車では運搬できません。
そのため、海上コンテナを運ぶ際には特殊なトレーラーを操縦する必要があり、運転技術はそれ相応に問われます。
トラックの運転に慣れている人であっても、最初はスムーズにいかないでしょう。
運ぶ荷物の大半は輸入品、輸出品ですので、走るルートは港から荷物の届け先までになることが多いです。
海上コンテナに使われる材料、種類について
海上コンテナに使用される材料は、大きく分類するとアルミとスチールの2種類です。
アルミは錆びにくく柔らかいため、加工しやすいのが利点ですが、熱耐性が低いのが弱点でしょう。
一方、スチールは熱と衝撃に強く頑丈ですが、塗装をしなければ錆びやすいのがデメリットです。
それぞれよい点と悪い点があるので、コンテナの材料は用途によって使いわけることになります。
海上コンテナの種類は主に6種類です。
まず挙げられるのが「ドライコンテナ」でしょう。
ドライコンテナは汎用性が高く、さまざまな種類の一般貨物輸送に利用されています。
普及率はコンテナのなかで一番高いです。
次に「冷凍コンテナ」です。
冷凍コンテナは冷凍ユニットが整備されているため、肉や野菜などを冷凍したり、所定温度に保ったりする必要がある貨物に適したコンテナとなります。
フィルムなどの化成品を運ぶ際に使われる機会も多いでしょう。
嵩高物や重量物を運搬する際には、屋根の部分が開いた「オープン・トップ・コンテナ」が向いています。
コンテナ詰めが難しいような貨物は屋根だけでなく、両側面や扉面も開放されている「フラット・ラック・コンテナ」を利用することになるでしょう。
フラット・ラック・コンテナと同タイプのものとしては「フラット・ベッド・コンテナ」もあります。
こちらもコンテナ詰めが不可能な大型貨物を想定しており、上部構造を完全に排除した形状となっているのが特徴です。
醤油や液体化学薬品などの液体を運搬するケースでは、鋼製の枠内にタンクを搭載した「タンク・コンテナ」がよく使われます。
歩合次第では給料大幅アップ!海上コンテナドライバーの平均年収
海上コンテナドライバーの平均月収はだいたい30万円前後のところが多い傾向ですが、なかには40万円以上で募集を出している会社もあります。
年収で考えると、400~500万円に収まる会社が多いでしょう。
会社によって条件は異なりますが、毎月、手取りで約25万円もらえるかどうかが、平均月収かどうかのひとつの目安となりそうです。
結果を出せば出すほど給料が上がる歩合制を採用している会社も数多くあります。
歩合制で結果を出せば、ひと月で40万円以上稼ぐことも不可能ではないでしょう。
長距離運行だけでなく、近距離・中距離運行もケースバイケースで対応することで、効率よく稼ぐことができます。
歩合がメインの会社ほど、仕事があるときは大幅に稼ぐことが可能です。
海上コンテナドライバーの給料は景気に大きく左右される面があり、バブル期では月50万円以上稼ぐ人も珍しくなかったといわれています。
景気次第では一気に稼ぐチャンスがある職種なのです。
しかし、歩合制の割合が大きすぎると、不景気になったときに給料が大幅に下がるリスクがあります。
運送の仕事が少なくなった場合に備えて、保障給もある程度は用意されている会社を選んだほうが安心かもしれません。
海上コンテナドライバーになるための必須資格とは
海上コンテナドライバーになるためには、大型免許と牽引免許が必要になります。
海上コンテナのサイズは小さいもので長さが約6メートル、大きいものになると約12メートルです。
これらを積んで運搬するには普通乗用車では不可能ですので、大型免許を取得しておかなくてはなりません。
また、コンテナ部分を切り離しできるトレーラーを運転する都合上、牽引免許も必須です。
そのほかの資格としては、フォークリフトの免許なども役立つ場面が多いでしょう。
海上コンテナドライバーの業務をするためには、資格が必須となりますが、資格を持っていなくても、入社後に取得すれば問題ない会社もあります。
中型などのドライバー経験がある人は、ほかのトラックでの業務から始めて、免許が取得できたら海上コンテナドライバーにシフトするアプローチもできなくはないでしょう。
ただし、海上コンテナドライバーは、基本的に経験者を優遇する傾向にあることは知っておいてください。
肉体的には楽?海上コンテナドライバーは自分で荷物を降ろさなくてもよい
トラックドライバーの業務の一環として、運搬物の積み下ろしを行うのはよくあることです。
しかし、海上コンテナは人の力で持ち運びできるようなものではありません。
そのため、荷物の積み下ろしはほとんどの場合、クレーンを使用することになります。
クレーンで荷物を降ろしてもらっているあいだは基本的に待ち時間です。
荷物を降ろすのにかかる時間は埠頭によってことなります。
場合によっては数時間かかることも珍しくありません。
待機時間が長くなるほど、一日に運搬できる本数が減るため、歩合制で稼ぎたい人からすると、もどかしい時間に感じるでしょう。
しかし、待機時間が長いほうが体を休めるには都合がよいと考えることもできます。
ほかのトラックドライバーの業務のように、重たいものを持った拍子に、腰などを痛める心配もありません。
海上コンテナドライバーは、ほかのドライバー職よりも肉体的負担は小さい職種なのです。
海上コンテナドライバーの求人事情、会社を選ぶときのポイント
海上コンテナドライバーに限った話ではなく、トラック業界は全体として人が足りていない状況です。
海上コンテナドライバーの需要は数多くあり、給料もそれなりに高給ですので、大型免許やけん引免許を持っているのであればチャレンジを検討してみてもよいでしょう。
入社後に資格取得のバックアップをしてくれる会社もなかにはありますが、はじめから資格を持っていたほうが採用されやすく、即戦力として働ける可能性も高まります。
海上コンテナドライバーと一口に言っても、仕事内容はさまざまです。
長距離が多いところもあれば、短距離メインのところもあります。
自分のスタイルに合った仕事を選ぶようにしてください。
給料が高く好待遇の会社で働きたいのであれば、大手運送会社をできるだけ選ぶようにしましょう。
給与や福利厚生などの待遇の充実度は企業規模に比例してよくなる傾向にあります。
また、職場の雰囲気がどのような感じなのかも、面接などから把握しておきたいところです。
ドライバー職は基本的に一人で仕事を行うことが多いので、職場の雰囲気といわれてもあまりピンとこない人もいるかもしれません。
しかし、帰社したときには上司への業務報告を行いますし、無線などで仕事に対する指示が飛んできます。
運転中はひとりのドライバー職でも、職場の雰囲気のよしあしは重要視しましょう。
肉体的負担は軽い!長く安定した収入を得たいなら海上コンテナドライバーがおすすめ
海上コンテナドライバーの運転方法は通常のトラックとは違うため、決して容易ではありません。
運転スキルや経験が必要な仕事と言えるでしょう。
そのぶん、給料は高い傾向にありますし、荷物の積み下ろしをしなくてもよいので、ドライバー職のなかでは肉体的負担は軽いです。
歩合制を利用すれば、大幅に稼ぐこともできるため、興味がある人はチャレンジしてみるとよいでしょう。
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