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エンジンの性能がよくなる!トラックの吸気ダクトの仕組みとは


トラックなどの車両には、吸気ダクトというパーツが取り付けられています。エンジンを動かすために不可欠なパーツですが、どのような効果があり、どのような仕組みになっているのかはあまり知られていないようです。
  
エンジンの性能をよくし、トラックを安全に運転するためには、吸気ダクトのメンテナンスも欠かせません。
  
そこで、吸気ダクトの役割や仕組み、メンテナンス方法について説明します。
  

 


トラックに吸気ダクトが必要なのはなぜ?




トラックのエンジンは、常に空気を送り続けなければ動きません。
  
そのため、トラックには吸気と排気を行う仕組みが備わっていて、いつも空気が循環しています。
  
吸気を行うためについている孔の部分が、吸気ダクトです。
  
吸気には、「出力トルク(エンジンのパワー)を上げる」、「燃費を向上させる」、「排ガス性能を向上させる」という3つの効果があります。
  
これらをバランスよく行ってエンジンの性能を向上させるために、工夫をこらしてうまく吸気できるよう開発されているのが、トラックの吸気ダクトなのです。

  
  
吸気による3つの効果は、どれかを優先させると別のどれかに影響を与えてしまうという関係にあります。
  
そのため、ただ空気を吸えればよいというわけではありません。
  
吸気ダクトの開発は、エンジン性能をよくするための難しい課題へのチャレンジなのだと言えるでしょう。
  

 


安全に空気を取り込む吸気ダクトの仕組み




トラックの吸気ダクトは、多くの場合は運転室の後方に取り付けられています。
  
車種によっては、荷台部分のスペースを広く確保するために、フロントに吸気口を設けているものもあります。
  
空気を吸い込む際には、エンジンが正常に動くようにするため、異物をカットしなければなりません。
  
水も吸気ダクトからの侵入を防ぐべきもののひとつです。
  
そのため、吸気ダクトは雨の日でも中まで水が簡単に入っていかないような構造になっています。
  
  
また、吸気の際には吸気音が発生します。
  
これが運転席まで大きく響いてしまうと安全運転の妨げになるため、音を抑える仕組みが必要です。
  
吸気ダクトには「レゾネーター」と呼ばれる構造物がついています。
  
レゾネーターは中空の箱のような形をしていて、音が共鳴する仕組みを用いて吸気音を抑えています。
  

 


エンジンの性能を支える吸気ダクトの技術




空気を効率よくエンジンに送るためには、スムーズな吸気を行うことが必要です。
  
スムーズな吸気を行うようにすることを「吸気抵抗を下げる」と言い、吸気ダクトにはそのための技術が詰まっています。
  
そのうちのひとつが「エアクリーナー」です。
  
エアクリーナーは、エンジンに異物などが侵入しないようにする役割を担います。
  
空気をフィルターに通すことで、きれいな空気をエンジンに送り込めるようにしています。
  
  
また、吸気の状況をチェックするために吸気ダクトには3つのセンサーが搭載されています。
  
「目詰りセンサー」、「空気量センサー」、そして「圧力センサー」です。
  
これらのセンサーは、常にスムーズに空気を取り込み、エンジンの性能をコントロールするための仕組みです。
  

 


吸気ダクトから異音が聞こえたらメンテナンスを




いつもきれいな空気をエンジンに取り込めるようにするには、エアクリーナーのフィルターを定期的に交換する必要があります。
  
しかし、フィルターを交換していても不調になる場合があります。
  
吸気ダクトは、内部をスムーズに空気が流れるようにするために、たいへん繊細で精密な形状をしているからです。
  
ガタガタと振動するような異音が発生したら、メンテナンスが必要な証拠です。
  
取り付け不良などで振動が発生している場合には、緩んでしまっているボルトを締めます。
  
また、ダクト内部に汚れがたまっている場合は、内部を洗浄しましょう。
  
どちらでもない場合は、ダクト自体の交換が必要になることもあります。
  
トラックを安全に運転するためにも、吸気ダクトの点検やメンテナンスは定期的に行いましょう。
  


  
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