トラックと一口に言っても、現在日本で走っているトラックは、さまざまなメーカーがその製造を手掛けています。そして、メーカーによってトラックにも違いが見られるのが特徴です。
ドライバーとしてトラックに乗る機会がある人は特に、メーカーによるトラックの特徴を理解しておくといいでしょう。
今回はその中でも、国産の4大トラックメーカーの一つに数えられる「UDトラックス」のトラックについて解説します。
UDトラックス株式会社ってどんな会社?
UDトラックス株式会社は、埼玉県を拠点に事業を行っている自動車メーカーです。
取り扱っているものは大型車が専門で、国産の4大トラックメーカーのひとつにも数えられているほど有名な会社です。
UDトラックスという名前から「ユーデー」「ユーディー」とも呼ばれて親しまれています。
UDトラックスはもともと日産自動車の傘下にあった会社であり、その頃は「日産ディーゼル工業株式会社」という名前でした。
それが2010年に世界でも有数の大型トラックを製造しているメーカー、「ボルボ社」の子会社となったことから社名を変更し、「UDトラックス」となりました。
トラックドライバーの中には「日デ(ニチデ)」と呼ぶ人もいますが、これはその頃の名残です。
UDトラックスのトラックの特徴ってなに?
UDトラックスのトラックの特徴と言えば、まず「エンジン馬力が強い」「クラッチが強い」というところが挙げられます。
「坂道でも楽に発進することができる」というのはドライバーからも定評があり、そのため重トレーラーではトラックメーカーの中でもトップクラスのシェアを誇っています。
これは先ほど紹介したように、UDトラックスが大型トラックのメーカーとして有名なボルボ社の子会社であることから、トラック製造に関する知識量が多いということも理由の一つと言えるでしょう。
またUDトラックスのトラックは、内装に高級感があるのが特徴です。
内装にまでこだわっているというのはとても珍しく、国内はもちろん、海外のアジア圏や高級志向の強い中東・中南米からの人気も高いものがあります。
UDトラックスのトラックの機能について
UDトラックスのトラックの機能で特徴的なものと言えば「尿素SCRシステム」です。
これは排出ガスを低減させるシステムのことで、この技術により燃費が良くなり、ランニングコストを減らすことに繋がっているのです。
UDトラックスはこの技術を世界で初めて導入し、UDトラックス製のトラックには基本的にすべてこの「尿素SCRシステム」が採用されています。
また「ESCOT-V」という機能では、重量や勾配を高精度なシステムで予測し、最適なギヤを選択します。
そうすることでエンジンの回転数を抑えた走行をすることができるので、結果的に省燃費な運転に繋がっているのです。
さらに「トラフィックアイブレーキ」という機能では、制度の高いレーダーにより、前方の車両との距離関係や速度を自動で測定してくれます。
これにより、万が一衝突してしまったときの衝撃を小さくしてくれるのです。
UDトラックスのトラック車種について
UDトラックスには、大きく分けて3種類のトラックがあります。
小型トラックのカゼット、中型トラックのコンドル、大型トラックのクオンです。
中でも一番販売台数が多いのが大型トラックのクオンで、 日本語の「久遠(くおん)」が語源になっています。
そしてこのクオンですが、一種類だけでなく、現在さまざまなものが販売されています。
バンだけでも積載量の異なるものが3種類あることをはじめ、ローリーやダンプ、トラクターといったものまで揃っているのです。
特にUDトラックスの製造する「除雪車」はとても優秀であると言われており、国内の除雪車に占めるUDトラックス社の割合はとても大きいものとなっています。
これほど種類が多い理由としては、どんな状況であっても「クオンだけで対応できるように」と考えられているためです。
このことからも、UDトラックスが小型や中型よりも大型トラックの開発や販売に力を入れていることが窺えるでしょう。
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