750kgを超える車両を他の車で牽引するには、牽引免許を取得しなくてはなりません。
ドライバーとして、仕事の幅を広げるためにも重要な免許といえるでしょう。
取得にあたっては、定められた教習と検定を受けることが必須です。
この記事では、牽引免許取得にあたっての試験や講習の内容、検定課題の詳細などについて解説していきます。
教習所と一発試験の2種類で牽引免許は取得できる
■多くの人は一種免許の試験を受ける
牽引免許には一種と二種があります。
二種は特殊な免許になるので、多くの人は一種のみの取得を目指すことになります。
試験場に行って技能試験を受け、合格した後で適性検査を受け、問題がなければ免許を取得できます。
ただし、すでに四輪免許を持っていて両目の視力が0.8以上ないと技能試験を受けられません。
■一発合格も可能ではあるが
ちなみに、技能試験は教習を行わず、一発合格を狙うことも可能です。
ただ、非常に高度な運転スキルを要求されるので、教習なしに合格するのは至難の業です。
そこで、多くのドライバーはまず教習所に通い、十分練習をしてから試験に挑みます。
スムーズに合格したいときは、合宿で集中的に教習内容を詰め込むのもひとつの方法です。
教習所の学科に試験はない!実習でスキルアップを目指す
■実習のみでスキルを高める
牽引免許の教習内容は、基本的に実習のみです。
実際に車両へ乗り込み、技能試験対策に励みます。
規定教習時間は12時間で、技能以外の勉強はありません。
ただし、補習が発生すれば教習時間が延びることもあります。
なお、教習中は全て場内で実技を学びます。
普通車免許でいうところの「路上教習」はありません。
学科でカリキュラムが区切られているわけではないので、試験は卒業時のみとなります。
■3カ月以内の卒業を
なぜ学科や座学が設けられていないのかというと、牽引試験は実技と適性検査だけで構成されているからです。
知識を問われるような試験がないので、教習も実技だけに集中しています。
教習期限は3カ月で、その間に規定時間を満たし卒業試験を受ける必要があります。
教習所の技能講習では12時間も何を勉強するのか?
■まずは予備知識から
12時間の教習は、教習車を使った実技が大半を占めています。
教習車に使われるのは貨物トレーラーで、ドライバーは最初にその構造や特徴を学びます。
牽引の際に使用する連結器の脱着を見学するなどして、実習のイメージを膨らませていきます。
これらの予備知識を学んでから、実際に運転していくのです。
■カーブや交差点も教習所にはある
実技では、まずクラッチやレバーの取り扱い方などを学び、運転に慣れてきてから牽引へと進みます。
自分が運転している車両から、後方の車両の動きをつかめるようになるまで時間がかかることも少なくありません。
直線だけでなくカーブや交差点も走行し、安全な牽引を行えるようになるまで実習は続きます。
規定時間を満たし、補習もなければ卒業試験を受けて教習は修了です。
検定課題は何をする?合格のために必要なコツはあるのか
■細かくみられる検定課題
牽引免許の検定課題はカーブの他、踏切や指示速度通りの走行、S字や方向変換などがチェックされます。
原則として、タイヤがコースをはみ出してはなりません。
また、直線では前後の車両がまっすぐなるように走るなど、細かい部分を見られています。
検定は持ち点100からの減点方式で、最終的に70点以上残っていれば合格となります。
■どうすれば合格できる?
合格のコツは、とにかく感覚を体になじませることです。
後ろに車がある状態で走る感覚は、これまでの運転とはまったく違うものです。
完全に慣れてしまわないと思い切った走行ができません。
実技を通して、前後の車両がどのように連動するのかを頭に叩き込んでいきましょう。
牽引免許を取得するには実技あるのみ!考えながら経験値を高めよう
一発合格を目指すことはできるものの、牽引免許を慎重に取得するなら教習所に通うのもひとつの方法です。
教習所では12時間も実技が行われるので、じっくり体に牽引の感覚をなじませることができるでしょう。
常に「このような動きをすれば後ろの車両はこうなる」と考えながら運転することが大事です。
そうすれば、スムーズに免許取得へと近づけます。
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