トラックドライバーといっても、トラックの大きさにはたくさんの種類があります。
2トン・4トン・10トンといった積載量や、小型・中型・大型といった分類で表されることも多いでしょう。
それぞれのトラックにはどのような違いがあり、どういった分野で活躍しているのかも気になりますよね。
そこで、トラックごとのサイズや規格、寸法を紹介するとともに、必要となる免許についても解説します。
小型トラックの代表格!2トントラックのサイズや必要な免許
積載量が3トン未満のトラックは、2トントラックまたは小型トラックと呼ばれています。
2トントラックは車体がコンパクトで小回りが利き、使い勝手がよいことから需要が高いと言えるでしょう。
2トントラックの車両寸法は、幅1.7m、長さ4.7mと決められています。
荷台の寸法は幅1.6m、長さ3.1mと扱いやすいサイズです。
2トントラックの最大積載量は2.0~2.9トンとされており、地域での配達に広く親しまれています。
運送だけでなく、建設現場などへ材料や工具を運ぶのに使われることも多いほか、自家用として使用されるケースも珍しくありません。
小さめの車体を活かし、住宅地の路地や山奥の細い道でも難なく通れるのが魅力でしょう。
2トントラックは、近距離や中距離までをカバーすることがほとんどで、長距離への使用は少ないと言えます。
大型の引っ越しには向いていませんが、一人暮らしなどの小規模な引っ越しの場合には十分に活躍できるサイズです。
2トントラックを運転するには、現行の運転免許基準では準中型免許を取得しなければなりません。
しかし、2017年3月11日までに普通免許を取得した場合には、最大積載量3トン未満、車両総重量5トン未満のトラックが運転できます。
大きすぎず小さすぎない中型!4トントラックのサイズや必要な免許
小型トラックよりは大きく、大型トラックよりも小さい中型トラックは、車両総重量8トン未満の車両です。
最大積載量は5トン未満であることから、4トントラックと呼ばれることもあります。
4トントラックは全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下と定められています。
大きめのサイズで設定されていることから多種多様のボディがあり、さまざまな分野で活躍できるのが特徴です。
荷台寸法は6~7mが多く、小型トラックではカバーしきれない大きめの荷物を輸送するのに使われています。
郵便物や食品、衣類といった日用品の輸送に使われるケースがほとんどで、生活に必要な物資の輸送に適しているサイズです。
引っ越しに使われることも多く見られ、たくさんのシーンで目にすることが多いでしょう。
4トントラックでも長距離の輸送は可能で、寝台が備わっているモデルもあります。
4トントラックを運転するには、中型免許以上が必要です。
準中型免許の取得や2007年6月1日までに普通免許を取得している場合には、最大積載量5トン以内で総重量8トン以内のトラックに限り運転できます。
増しトンといえば6トン!6トントラックのサイズや必要な免許
4トントラック程度の大きさがあり、大型トラックほどの積載物を載せられるトラックは増しトントラックと呼ばれています。
増しトントラックには6トントラックと8トントラックの2種類があるのが特徴です。
このうち6トントラックは、平ボディを基準としたトラックの車両総重量が10~12トン前後、最大積載量が6トン前後のタイプをいいます。
車両寸法は幅2.5m、長さ7.7mに設定され、荷台寸法の幅は2.3m、長さが5.7mと4トントラックの大きさに収まるサイズです。
積載量を重視して作られたトラックであり、中型トラックのなかでも多くの荷物を積めるでしょう。
ただし、背の高い荷物を積みすぎると、後ろが見えにくくなることがあります。
また、運転席が高いため、トラックの近くを通る歩行者に気づきにくいといった点にも気をつけなければなりません。
とはいえ、6トントラックはダンプやミキサー車、クレーン付きトラックなどに使われることも多く、さまざまなシーンで活躍しています。
6トントラックを運転するためには中型免許が必要です。
中型免許の取得には、普通免許を取得してから2年が経過していることが条件ですが、大型免許を取得していれば6トントラックを運転できます。
4トントラックを強化したタイプ!8トントラックのサイズや必要な免許
6トントラックと同じ増しトントラックのひとつに挙げられるのが8トントラックです。
平ボディの車両総重量は13~15トン前後、最大積載量は8トン前後とされ、車両寸法は幅2.3m、長さ7.2m、荷台寸法は幅2.2m、長さ5.3mに設定されています。
見た目は4トントラックと大きく変わらず、積載量が格段に大きくなったものだと考えましょう。
8トントラックはたくさんの荷物を積めるのが魅力ですが、コストパフォーマンスにも優れています。
10トントラックなどの大型トラックよりも車両価格が安いうえに、自動車重量税も安いため維持費を押さえられるのです。
したがって、4トントラックでは荷物が積めないけれど、10トントラックを維持するにはお金がかかりすぎると感じる人にぴったりの1台だと言えるでしょう。
4トントラックの積載量を増やした8トントラックは、4トントラックのように中型免許を持っていても運転はできません。
8トントラックを運転するためには大型免許が必要です。
旧普通免許(中型8t限定免許)でも運転ができるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、中型8t限定免許の8tは車両総重量を示しています。
したがって、積載量が8トンとなる8トントラックは運転できません。
大型トラックの代名詞!10トントラックのサイズや必要な免許
トラックのサイズのなかでも大きく、たくさんの荷物を積めるのが10トントラックです。
大型トラックと呼ばれることもあるこの車両は、巨大な荷台を持つため、中・長距離の輸送に適しています。
10トントラックの車両寸法は幅2.5m、長さ12mです。
荷台寸法の幅は2.5m、長さ9.5mで、最大積載量は6.5~13.0トンですので、工場用の機械などの大きくて重量のある荷物の輸送に向いています。
オープンデッキの場合には家具や大型家電なども問題なく積み込め、土砂や産業廃棄物を運ぶのにもぴったりでしょう。
また、荷台がタンクになっているものはタンクローリーと呼ばれ、ガソリンや灯油などの輸送に使われます。
運送業の約4割が10トントラックを保有しているといわれ、使い勝手がよく人気のある大きさです。
10トントラックの運転には大型免許が必要ですので、取得しておくと仕事の幅が広がりますね。
コンパクトな地域密着型!軽トラックのサイズや必要な免許
軽トラックは軽自動車の規格で作られたトラックです。
全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下を満たしたサイズであり、最大積載量は0.35トンとされています。
また、積載寸法は高さ2.0m以下、長さ3.4m以下、幅1.48m以下です。
そのため、小さく軽い荷物を運ぶのに適していると言えるでしょう。
軽トラックであれば普通免許で運転ができるため、仕事が始めやすいのもメリットです。
軽トラックのドライバーは食料品や衣料品といった軽い荷物の運搬が多いことから、体力に自信がない人にもぴったりでしょう。
また、限定された地域への配達がほとんどで、中距離や長距離などを走る必要がありません。
配達ルートが決められているケースでは時間通りに仕事が終わることも多く、働きやすいと言えるでしょう。
軽トラックを運転するには普通免許を取得しなければなりません。
ただし、普通免許は18歳から取得できるため、若いうちからトラックドライバーを目指すのであれば、軽トラックドライバーから始めるのもひとつの方法です。
トラック選びを成功させると働きやすさが変わる!
トラックは大きさや積載量によってさまざまな種類が用意され、それぞれのサイズで仕事の内容が変わります。
トラック選びで働きやすさが大きく異なりますので、トラックのサイズ選びは慎重に行うことが大切です。
まずは、扱う荷物の内容や、どのくらいの距離を走りたいのかを洗い出してみましょう。
そうすることで、自分にぴったりのトラックが見つかります。
