トラックドライバーの残業代ってどうなっているの?

トラックドライバーの残業代ってどうなっているの?

  • 投稿日:2017/10/27
  • 更新日:2021/09/07

目次

    活躍の場を広げるトラックドライバーですが、彼らの過労が社会問題としてニュースで取り上げられています。
      
    一般的なトラックドライバーの業務は運行指示に従いますが、さまざまな要因が重なれば勤務時間内に終わらないケースもあるでしょう。
      
    しかし、会社からは時間外勤務を問題視され、残業代の支払いトラブルまで起こっているのです。
      
    トラックドライバーの残業代について、具体例を交えながら問題点や予防策を確認してみましょう。
      

    必要な残業であれば残業代を請求することができる!

    トラックドライバーに限らず、会社と雇用契約を結んだ労働者は時間外業務に対する報酬を請求できます。
      
    しかし、請求できることと実際に残業代を受け取れることは同じ意味ではありません。
      
    請求が認められないような不当な残業に対しては、報酬が支払われないからです。
      
    トラックドライバーの業務はどうしても不規則になりやすく、勤務時間をオーバーしてしまうことがあります。
      
    そういう場合は、日ごろからドライバー自らが業務記録を保管しておく習慣をつけることで、会社から問題視された業務についても説明することができるでしょう。
      
    会社に正当な業務だと認められれば、残業代を支払ってもらえます。
      
    また、記録は客観的な証拠にもなるので、労働局や裁判所など公的な機関を利用する場合にも効果的です。
      

    トラックドライバーの業務内容を理解しておこう

    ひとまとめにトラックドライバーといっても、実は業界や運転するトラックの大きさなどによって労働環境は大きく異なります。
      
    仕事探しをする上でも、トラックドライバーの業務内容を確認しておきましょう。
      
    たとえば、4トントラックの場合、午前8時に出社して点呼を済ませたあと、運行指示を確認し担当先で荷物の積み込みを終えると運送します。
      
    その後、荷降ろし先まで走り午前の業務が完了です。
      
    昼食をとりながら午後の指示に従い、午前中同様に荷物を目的地まで運びます。
      
    一方、8トントラックの場合は運ぶ荷物も増え、走る距離も長くなるでしょう。
      
    そこで、距離や荷主の都合に合わせて朝早くから点呼を済ませて走り出すことも珍しくありません。
      
    長距離走行なので、会社には戻らず途中で昼食をとり、午後の業務まで時間調整します。
      
    大きなトラックほど長距離走行になるので、稼ぐこともできますがそれだけ不規則な業務を担うことも増えるのです。
      

    荷待ちを含めたトラックドライバー特有の問題点

    トラックドライバーの業務は他の職業にはみられない問題点を抱えています。
      
    その一つが、指定先に荷物を届けてから実際に荷降ろしが始まるまでの「待ち時間」の扱いです。
      
    ドライバーにしてみれば、荷主の都合に合わせるしかないと判断するでしょう。
      
    しかし、見方によっては、ドライバーはただ待っているだけなので休憩中と変わりません。
      
    そんな荷待ち時間を正当な業務といえるのか、会社によっては疑問視されるのです。
      
    そのほかにも、トラックドライバーの業務は道路の混雑具合で時間外になってしまうことが必然的に起こります。
      
    会社とドライバーの間で、どこまでが正当な業務に含まれるのか見解に差が出てしまうため、残業代の未払いが起こってしまうのです。
      

    トラックドライバーとして活躍するために

    これから仕事探しをはじめるのであれば、会社と雇用契約を結ぶ際には口頭だけで済ませるのではなく、できるだけ書面を交わすことがおすすめです。
      
    特に、依頼を受けて業務がはじまるトラックドライバーは、いつも定時に業務が終わるとは限りません。
      
    依頼が殺到すれば、会社としてもトラックドライバーに多くの業務を受け持って欲しいはずです。
      
    場合によっては休日を返上して業務に追われるケースも起こります。
      
    トラックドライバーの仕事探しでは、繁忙期などを含めて会社から詳しく業務の流れを説明してもらいましょう。
      
    気になる点があれば確認し、書面に残しておくことで後からトラブルになることを避けられます。
      
    特に、長距離走行も担当するつもりであれば、なおさら自分の働き方に合った会社選びが大切になります。
      
    未払いの残業代が問題となるのは、会社とドライバーの間で正当な残業に対する考え方が異なるからです。
      
    それを防止する意味でも、雇用契約の内容を確認し日々の業務を記録しておきましょう。
      

      
      
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