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工場用語集

投稿日：2015/08/18
更新日：2016/06/23

最後に、工場系のお仕事で飛び出す独特の用語をまとめておきます。
お仕事開始前にちょっと予習してみませんか♪

現場	物を生産する場所。みなさんが実際にお仕事する場所になります。
ライン	物を生産する設備のコト。
良品	決められた仕様・規格にマッチした安心・安全（お客さんが満足できる）な製品を良品といいます。
不良品	作業のミス、トラブル等で、決められた仕様・規格を外れた製品のことを不良品といいます。
手直し品	不良品ではないけど、ちょっとだけ修理や手直しをすれば良品になるものをいいます
歩留（合格率）	ラインから出てくる良品の割合を歩留（ぶどまり）といいます。例えば100台作って良品が80台なら８０％、です。現場が目指すのはもちろん１００％！です。
不良率	ラインから出てくる不良品の割合を不良率といいます。例えば１００台つくって不良品が２０台なら不良率２０％です。現場が目指すのはもちろん０％！です。
ＫＹＴ	危険予知トレーニングの略です。作業中に発生する事故やケガを少なくするために行う訓練のことです。
アッセンブリ	製品の組立作業をアッセンブリといいます、略してアッシーと言うこともあります。
モジュール	製品の中身は、いろいろな部分（電源部・カメラ部・メカ部・スイッチ）などでできています。そのおおまかな構成ユニットをモジュールと言います。
規格（スペック）	大きさ・重さ・見た目など商品には決められた基準がありそれを規格（スペック）といいます。この規格に合うものが良品となります。
品トラ	ライン・セル等で発生する[品質上のトラブルを略して品トラといいます。
作業手順書（標準書）	良い品質（良品）のものを作るための手順書のことです。方法、使う治具、かかる時間などが書かれていて、作業はこの手順書の通りに行います。
チェックシート	工程の製造条件、品質確認事項、保護具着用、５Ｓ等、数々の確認事項があり、その結果を記入するものをチェックシートと呼んでいます。
５Ｓ	整理・整頓・清掃・清潔・躾の５つの項目と、それぞれがローマ字の”Ｓ”で始まることから”５Ｓ”といいます。
検査	規格に適合しているか、いないかを選別する作業全体を検査といいます。
目視検査	自分自身の眼で、製品の外観上の汚れ、キズ、色合いなどを検査することをいいます。
生産計画	どのラインにも1日・1週間・１ヶ月・１年間で生産する量は決められています。その計画を「生産計画」といいます。現場ではこの生産計画に合うように作業することが大切です。
サイクルタイム（タクトタイム）	生産計画に基づき、一台当たり何秒で生産するかを決めています。この時間をサイクルタイム、又はタクトタイムとよんでいます。一人ひとりの作業が同じ時間で出来るとベストです。
ねじっこ	電ドラと併用して使われる道具で、ビス（ネジ）が自動的に所定の位置にセットされ、そのビス（ネジ）を電ドラでひろい、部品を固定していきます。
半導体	電気を通しやすい「導体」と電気を通さない「絶縁体」との中間の性質を持つ物質です。通常「半導体」というと、半導体そのものではなく、半導体をつかって作られた集積回路であるＩＣなどを総称していうことが多いです。
ＩＣ	いろいろな電子部品を集めて基板の上に装着し、複雑な機能を持たせた電子回路です。
基板	電子機器を組み立てるための配線がされた板です。この基板にいろいろな電子部品を半田付けしていきます。
半田付け	はんだという合金を熱で溶かして接着剤のように利用し、金属や電子部品をくっつける作業です。電子部品関係の現場ではよくある作業で練習が必要です！
顕微鏡	小さな部品の位置とか、半田がちゃんとくっついてるかどうか眼で見えない状態のチェック等に利用されています。
アジャスター	自動車シートの背もたれを起こしたり倒したりするためのレールです。
暗室	外の光が入らないようにした部屋。光をあてて検査をする時に使用します。
鋳物（いもの）	材料に刃物を当てて削る工作機械のことです。
実装	電子部品をプリント基板に取り付けることです。
梱包	製品を出荷できるように箱や袋に詰める作業のことです。
クリーンルーム	空気中の埃やチリなどを一定数以下にした空間のこと。精密機器の製造はクリーンルーム内で行われることが多いです。
光学機器	光の性質を利用した機器のこと。光学顕微鏡、カメラ、望遠鏡などをいいます。
カウンターリフト	一般的な座って乗る大きなフォークリフトです。
カメラモジュール	カメラのレンズ部分の一部分です。
ノギス	0.05mm刻みで長さを計れる測定器のことです。