どんな職場でも100%安全、という所はありませんが、特に大型の機械などを使う工場現場は怪我をする危険性も高くなります。
安全に働くためには、災害や事故が起こる前に危険を予測して、予防することが極めて重要となるのです。
そのために行われるのがヒヤリハット活動やKYTというもの。これらの活動は事故を未然に防ぐために、事例や危険性を学ぶものです。

実際の事例から対策を考えるヒヤリハット

ヒヤリハットとは、ヒヤリとしたことやハッとしたこと、を組み合わせた言葉です。
これはまだ重大な災害や事故が起きる一歩手前の状態。
このままだったら危なかった…とヒヤリとした事例を集め、その原因を皆で究明することで、事故を起こさないようにすることをヒヤリハット活動といいます。
例えば大型トラックのパワーゲートから落ちそうになった、という事例があります。この事例をもとにヒヤリハット活動を行うとすると、まず原因を究明します。原因は、後ろ向きで台車を引っ張っていたため。では、事故を防ぐために、今後パワーゲート上で台車を移動する際には前が見えるように後ろから押すようにしよう、と対策を立てました。
これで、今後パワーゲートから落下する可能性がグッと減少します。

危険性とその結果を学ぶKYT

KYTとは、「危険予知トレーニング」の頭文字をとった言葉。
こちらも事故や災害を未然に防ぐために行います。やり方は、KYTシートの確認です。シートには主にその作業に潜む危険と、それが引き起こす災害が、わかりやすく写真やイラストを使って表されています。
これを繰り返すことで、現場に潜む危険を事前に確認することができるのです。
例えば作業中の確認の点呼など、なぜこんなことをしなければいけないのかな…と疑問に思う行動があるかもしれませんが、KYTによって危険が潜んでいるところだから、その回避の動作として設定されていることもあります。
いずれの現場でも作業者の安全が第一。ちょっとした行動が思わぬ大事故につながる可能性もあります。
事故や災害を完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、ヒヤリハットやKYTで少しでもその可能性を下げられるようにしましょう。

  
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