ガス主任技術者の難易度は?試験内容および合格率などを解説

ガス主任技術者の難易度は?試験内容および合格率などを解説

  • 投稿日:2021/05/01
  • 更新日:2021/05/01

目次

    安定的な収入を得たいと考える人のなかには、ガス会社への就職を考えている人もいるでしょう。

    ガス主任技術者の資格は、ガスに関する会社で働きたい人に向いている資格です。

    では、ガス主任技術者とは具体的にどのような資格なのでしょうか。

    今回は、ガス主任技術者の試験内容や難易度・合格率などについて詳しく説明します。
      
      

    ガス主任技術者とはどのような資格なのか

    ガス主任技術者は、一般家庭で使用される燃料ガスの製造から供給まで、すべての過程でガスの取り扱いに必要となる国家資格です。
      
    この資格を取得すると、ガス工作物の工事・維持および運用ができるようになります。
      
    これらの業務はガス主任技術者の独占業務です。
      
    ガスは火災および爆発といった危険性があるので、専門知識を備えた有資格者以外は取り扱えません。
      
    ガス事業法によって、ガス事業者には各事業場にガス主任技術者を配置することが定められています。
      
    そのため、ガスを取り扱う現場には必須の存在です。
      
    ガスに関する安全管理の知識はもちろん、現場を監督する指導力も求められます。
      
      

    ガス関連の会社は安定度が高いことから、就職あるいは転職する際に有効な資格といえます。
      
    基本的な勤務先はガス事業者ですが、ガス会社をはじめ、プロパンガス設置会社やガスの配管工事を行う会社など、就職先はさまざまです。
      
    また、平均的なサラリーマンの年収よりも年収相場が高い傾向があり、特に大手の会社に就職した場合は高収入を見込めます。
      
    勤務先によっては資格手当が支給されることもあるため、収入面でのメリットが期待できます。
      
    ガス主任技術者の試験を実施しているのは、一般財団法人日本ガス機器検査協会です。
      
      

    試験の合格後、都道府県に通知すると免状が発行されて資格を取得できます。
      
    ガス小売りの自由化にともない、ガス需要も拡大が予想されるので、有資格者に対するニーズは今後も高まると推測されます。
      
      

    ガス主任技術者における甲種・乙種・丙種の違い

    ガス主任技術者には、甲種・乙種・丙種の3種類が定められています。
      
    それぞれの種類に応じて、監督できる範囲が異なります。
      
    一般財団法人日本ガス機器検査協会の「ガス主任技術者試験」によれば、甲種取得者の監督範囲は「ガス工作物の工事、維持および運用」です。
      
    また、乙種取得者の範囲は「最高使用圧力が中圧および低圧のガス工作物の工事、維持および運用」と「特定ガス工作物および当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持および運用」です。
      
    そして、丙種取得者の範囲は「特定ガス工作物および当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持および運用」と定められています。
      
      

    これら3種類のうち、最高位のレベルにあたるのが甲種です。
      
    丙種を取得すると、広範囲のガス工事に関わることができるため、活躍する場が広がります。
      
    あらゆるガス工作物の現場で活躍したい人に向いているといえます。
      
    なお、乙種と丙種は最高使用圧力やガス発生設備の種類など、監督できる範囲が限定的です。
      
    勤務先の会社が請け負っている保安・監督業務の内容に応じて、取得する種類を選ぶこともできます。
      
      

    ガス主任技術者はどこで活躍できる?工場での仕事内容とは

    ガス主任技術者が活躍できる場所は、ガス関連会社やライフラインの工事を担う会社などです。
      
    主な仕事内容は、ガス工作物の工事およびメンテナンスに関わる現場において、危機管理意識を持って保安・監督を行うことです。
      
    場合によっては、工場内にあるガス設備の保守やメンテナンスを行うこともあります。
      
    危険をともなうガス工作物を取り扱う現場で、工事全体の流れを把握しながら状況を見極め、的確な指示を出して統括しなければいけません。
      
    全過程を安全に統括するため、責任感も求められます。
      
    ガス工事の現場に監督として携わる仕事なので、やりがいも大きいといえます。
      
      

    ガス主任技術者の試験内容はどのようなもの?

    ガス主任技術者の試験は、午前と午後で試験の科目が異なります。
      
    午前中の問題はマークシート方式で、試験内容は法令および基礎理論、そしてガス技術です。
      
    試験では、ガス事業関係の法令やガスに関する物理および化学理論、ガス工作物の工事・維持および運用に関する技術など、さまざまな問題が出ます。
      
    また、午後の試験は記述式で、法令とガス技術に関する問題です。
      
    このうち、法令は必須問題ですが、ガス技術は製造・供給・消費問題から1問を選んで解答します。
      
    午前中の試験時間は2時間、午後の試験時間は1時間です。
      
      

    この資格試験で問われる法令とは、ガス事業法のことです。
      
    具体的には、午前中の法令ではガス事業法に関する正誤問題などが出ます。
      
    また、基礎理論ではガス事業に関連する理論が問われますが、試験には文章問題だけでなく計算問題も含まれているので対策が必要です。
      
    午後の法令では、ガス主任技術者制度やガス事業法における保安管理体制、保安規定や消費機器の使用にともなう事故防止などに関する問題が出ます。
      
    さらに、ガス技術の記述式では、地震対策やガスの品質管理、保全方式や事故防止策などが出題される傾向が高いです。
      
      

    ガス主任技術者を取得するための勉強方法は?

    ガス主任技術者の資格試験は、甲種・乙種・丙種で難易度の違いがあるものの、勉強方法はそれほど変わりません。
      
    ガス主任技術者資格の参考書を購入すれば、独学でも勉強することが可能です。
      
    独学のほか、スクールに通ったり、通信講座を利用したりすることもできます。
      
    物理や化学の知識がない場合、試験で出題される基礎理論の対策として、物理と化学の大学受験用参考書を活用できます。
      
    特に参考になるのが、熱化学や気体、熱力学などの分野です。
      
      

    また、日本ガス機器検査協会のサイトから購入できる試験問題解説集も参考になります。
      
    この解説集は甲種・乙種・丙種の過去5年分の試験問題を取り上げ、同協会による独自の解説を載せています。
      
    合格に向けた構成になっており、目を通すことで本番の試験がイメージしやすくなるでしょう。
      
    さらに、同協会のサイトでは、過去2年分の試験問題と解答がダウンロードできます。
      
    試験では過去に出題された問題と似た問題が出る場合もあるので、過去問を解くことは試験対策として有効です。
      
      

    なお、記述式問題の対策として、文章を書く練習をすることも大切です。
      
    重要語句を盛り込みながら、わかりやすい文章を書く練習をしましょう。
      
    なお、ガス主任技術者の資格取得を考えるなら、勉強する時間が確保しやすい人は半年ほど前から、勉強する時間が確保しにくい人は1年ほど前から計画を立てると無難です。
      
      

    ガス主任技術者の合格率および難易度はどの程度?

    ガス主任技術者の合格率は、甲種・乙種・丙種によって異なります。
      
    公表されている数値によると、甲種の合格率は2018年で18.9%、2019年で6.6%、乙種の合格率は2018年で25.1%、2019年で11.6%です。
      
    また、丙種の合格率は2018年で23.1%、2019年で17%です。
      
    甲種・乙種よりも丙種のほうが合格率は高くなっています。
      
    また、3種類全体の合格率は2割程度とされているため、難易度としては高いといえます。
      
    さらに、それぞれの科目のうち、1つでも最低合格基準に満たないと不合格になるので注意が必要です。
      
    この資格試験では、毎年新しい問題が出される傾向がありますが、正答率が全体の6割以上であれば合格が見込めるとされています。
      
    試験では過去問と似た問題が出る場合が多いので、過去問をしっかり解けるようになるまで何度も繰り返し勉強することが大切です。
      
      

    ガス関連の仕事をしたい人に有利!ガス主任技術者の資格を取ろう

    ガス主任技術者の資格を取得すれば、ガス会社に就職する際に有利になるだけでなく、資格手当などによる収入アップも見込めます。
      
    また、甲種の資格があると、幅広い現場で活躍できる可能性が高まります。
      
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