ボイラー技士は国家資格であり、資格を持っている人でないとそもそも業務を行うことができないため、比較的安定して仕事にありつける職業であると言えます。
  
平均的な年収も高めであり、2009年~2015年のデータを見ても、年収400万円前後と高い水準となっています。
  
まずは2級ボイラー技士になる必要がありますが、ボイラー実技講習を受けることで、学校でボイラーに関する学科を修めて卒業をしていない人でも資格を取得することができます。
  

ボイラー技士の仕事内容!未経験でもなれる?

ボイラーとは、容器に入れた水を加熱して、蒸気や温水を供給する設備のことです。
  
身近なところでは、お風呂の給湯設備もボイラーの機能を持っています。
  
ボイラー技士は、ボイラーの運用から管理・メンテナンスまで、ボイラーを扱うこと全般が仕事内容となります。
  
ボイラー技士は国家資格である2級ボイラー技士を取得していないと就くことができない職業です。
  
2級ボイラー技士の免許を持っていると、小規模ボイラーと伝熱面積25平方メートル未満のボイラー取扱作業主任者となることができます。
  
それ以上の大規模なボイラーの取扱作業主任者となるためには、1級ボイラー技士、特級ボイラー技士と上級の資格を取得していく必要があります。
  
大学、高等専門学校、高等学校などでボイラーに関する学科を修め卒業した人が取得することが多い資格ですが、ボイラー実技講習を受けて試験に合格することで、学校で学んでいない人でも資格を取得することができます。
  
また、2級ボイラー技士の試験には通過していなくても、ボイラー取扱技能講習を修了すれば、小規模ボイラーの取扱いができるようになります。
  
就職先としては、ビル管理会社、建設会社、ホテル、病院など、さまざまです。
  
上位資格である特級ボイラー技士を持っていると、大規模工場、プラント建設会社、職業訓練校などへの転職も視野に入ります。
  

ボイラー技士の年収は?

賃金構造基本統計調査のデータをもとにすると、2015年はボイラー技士の平均年収は391.8万円となります。
  
女性の年収は160.8万円となっており、男女でかなりの差があることがわかります。
  
ボイラー技士の仕事は、知識よりも体力が必要な仕事であるという面があります。
  
女性のボイラー技士はそもそも数が少ないため、この平均年収はあまりあてにならないかもしれません。
  
2010年、2011年には女性のデータなし、2012年には403万円、2013年には263万円となっています。
  
女性のボイラー技士のデータは少ないため、平均値はかなりばらつきがあります。
  
男性のデータを見てみますと、平均年齢48.8歳、勤続年数12.4年、平均残業時間14時間、平均月収28.2万円、平均ボーナス53.4万円となっています。
  
大企業などで管理職に就くと年収600万円以上となることも多いようです。
  

ボイラー技士の年収の推移は?

ボイラー技士の2009年~2015年までの7年間の平均年収のデータを見てみると、439万円、426万円、379万円、361万円、319万円、403万円、391万円と、2013年には大きく下がっているものの、2014年以降は持ち直しており、全体としては高い水準を推移しています。
  
年齢別の推移を見てみると、20~24歳では401万7200円、30~34歳では406万9600円、40~44歳では474万1000円、50~54歳では489万5200円となっています。
  
年齢とともに年収が上がっていく傾向があるものの、若いうちから高い年収を得ている人もたくさんいます。
  
ボイラー技士の仕事は体力が必要であり、上位の資格やスキルを持っていれば若い人でも活躍できることから、若いうちから高い年収を得ることも可能である職種です。
  

ボイラー技士はどのような人に向いている?

ボイラー技士が国家資格となっているのは、取り扱いに注意しないと大きな事故につながる可能性もあるということが1つの理由です。
  
職務に忠実であり、仕事に対して手を抜かない人がボイラー技士に向いています。
  
ボイラー技士の資格だけでなく、ビル管理技術者や電気主任技術者の資格も持っていると昇級や収入アップにつながるという意見があります。
  
上級のボイラー技士資格を目指しながら、これらの資格の取得も検討してみるのが良いでしょう。
  
しかし、資格を持っていても仕事ができない人は求められていないため、あくまで実務経験を積みながら、余裕がある時間を使って資格の取得を考えることが重要です。
  
資格さえ持っていれば転職や昇進で有利になるというわけでもありません。
  
ボイラー技士というと、工場で働く人というイメージを持っている人もいますが、中規模以上の工場では一級ボイラー技士、大規模工場では特級ボイラー技士を持っている人が求められるため、それなりに経験を積む必要があります。
  
将来的に大規模な工場で技術者として働きたいという人は、経験を積みながら上位資格の取得を目指しましょう。
  
手に職をつけて安定した仕事に就きたいという人におすすめの資格ですが、資格を持っているだけでなく実務経験を積んでいくことが重要になる仕事であり、仕事内容によっては体力がある人が求められるということも理解しておくべきでしょう。
  

  
  
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